大成です。
今回はコピーライティングについて1つの記事で基礎から応用までを網羅した記事を書いていきたいと思います。
まったくコピーライティングを学んだことがない人でも、この記事を見ながら書くことで、最低限の基礎は抑えられるように構成したので、ご覧ください。
Contents
コピーライティングとは?
コピーライティングを一言で表すとすると、「文章を使って読者との信頼を作って、最終的に行動させるための技術」のことです。
さらに、ビジネスの分野では「営業マンの増幅器」として、セールスレターやランディングページと呼ばれるページで、放って置いてもお客様が商品を購入するための文章として大活躍します。
コピーライティングはインターネットを使ってビジネスをしている方であれば、学べば大きなメリットがあります。
今や金融機関やダイエット業界、飲食業界など、垣根を超えて様々な業界がインターネットを使ってビジネスを展開していますが、そういった業界でも、コピーライティングが応用されています。
もちろん、私もコピーライティングを使って自分のビジネスで大きな収益を上げています。
他の記事で説明している、「プロダクトローンチ」と組み合わせることにより、相手と一切会わずに300万円以上の高額商品を何件も成約させた事例もありますので、上達すればビジネスではかなりの武器になります。
コピーライティングとセールスライティングの違い
よくある疑問として、「コピーライティングとセールスライティングはなにが違うの?」というものがあります。
この記事で主に説明していくコピーライティングは、厳密に言うと「セールスライティング」というもので、先ほども説明したように「文章のみで読者を行動させる技術」になります。
多くの人がイメージする「コピーライティング」は、世間一般には「イメージコピー」と呼ばれるものです。
イメージコピーとは、「言葉を使って、企業や個人のイメージアップを図ったり、認知度を上げたりする文章」のことです。
例えば、こういうコピーがイメージコピーになります。
きれいなおねえさんは、好きですか。(パナソニック)
そうだ 京都、行こう。(JR東海)
インテル、入ってる(intel)
あしたのものAJINOMOTO(味の素)
うまい、やすい、はやい(吉野家)
あなたも、聞いたことがあるのではないでしょうか?
これがイメージコピーです。イメージコピーの特徴として、「効果が明確に測定できない」という特徴があります。
例えば、企業のイメージアップを図るイメージコピーを作ってCMで配信したとして、一体そのCMのおかげでどれだけ認知度やイメージがアップしたか、正確に把握するのはかなり難しいです。
イメージアップによって、購入が促進され、増加した売上額を効果として捉えることはできますが、そもそも「イメージ」には数値がありませんから、直接的な効果を測定することはできないわけです。
でも、セールスライティングでは、「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)」と呼ばれるマーケティング手法の中で採用されるのが一般的で、基本的には具体的な効果を測ることができます。
「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)」の世界では、この「効果を測る」ということが非常に重要になります。
例えば、コピーライティングを使って作成されるWEBページのひとつとして、「ランディングページ」というページがあります。
「ランディングページ」とは、ある商品やサービスのメリットを順番に記載して、メールアドレスの登録や資料請求を促す、という目的に特化したページのことです。
あるランディングページに対するアクセス数を測定して、そこから実際にメールアドレスの登録や資料請求した人の数を数えれば、そのランディングページを通して登録したお客さんの数を割り出すことができますよね。
その比率を計算すれば、そのランディングページがどれくらいの確率でお客さんの行動を促せるのかを、図ることができるというわけです。
コピーライティングは誰でも習得できるのか?
これからコピーライティングを学ぼうと思っている人も多いと思いますが、このスキルは誰でも習得できるのか?という疑問をお持ちの方も多いと思います。
結論から言って、コピーライティングは以下の3つの条件を満たせていれば、誰でも習得できると思います。
最低限の条件とはこちらです。
- 文章を書くのが嫌いではない人
- 継続して勉強する時間が取れる人
- 最低限のパソコンスキルを身につけている or これから身につけられる人
ひとまず、この条件さえクリアしていれば、コピーライティングを学んでも続くと思いますし、最終的にコピーライティングを習得することは可能だと思います。
少し解説をすると、コピーライティングは最終的にはたくさんの量の文章を書くことによって上達していきます。
知識やテクニックだけを学んでも、様々な場面で臨機応変に対応できるコピーを書くことはできません。
スポーツなどと同じで、ある程度感覚的な部分も重要になってくるので、繰り返し繰り返し文章を書くことによって、言葉では説明できない感覚的な部分まで落とし込めるようになります。
事実、私も他の人の文章を添削することがありますが、「理由は言葉では説明しずらいんだけど、こういう書き方の方がいいんだよなー」と思うことが良くあり、そこを言う通りに直してもらうと、実際に数字が上がったりします。
もちろん、理論的に説明できる部分の方が多いですが。
ただ、こういう感覚的な部分まで落とし込んでいくために必ず「量」を書いていく必要があるので、現時点で「文章を書くのが嫌いだ・苦痛だ」という人は、あまり向かないかもしれません。
また、新しい知識の習得に時間を使ったり、新しい文章を書いみたりする時間を継続的に取っていくことも必要です。
そして、最低限のパソコンスキルもあった方が望ましいです。
なぜなら、コピーライティングが上達してくると、「文章を書くスピード」というのも重視していかなければならなくなるからです。
現状、パソコンのキーボードが最も速く文章を作成できる、という人がほとんどだと思います。
なので、現時点である程度パソコンを使える、という人は問題ないですが、今パソコンをほとんど使えない、という人もこれから使えるようにしていったほうが望ましいです。
ただ、勘違いしてほしくないのは、「文章に自信がない」という方は、コピーライティングを習得する上で、あまり問題ないということです。
後述しますが、コピーライティングで一番大切なことは「文章力」ではないからです。
「文章に自信がない→文章を書くのが嫌い」となってしまっている方は難しいですが、「文章に自信はないが、文章を書くのは嫌いではない」という方であれば、上達していく可能性は大いにあります。
コピーライティングの本質は人間心理の理解
また、これはかなり勘違いされやすいのですが、コピーライティングで一番大切なことは「文章力」ではありません。
最低限、自分の伝えたいことが相手に伝わるような文章を書くことができれば、文章力という意味では合格です。
もっと重要なことは、人間の心理・感情を理解できるかということです。
ある意味で、コピーライティングは相手の心理を先読みして、相手の感情を汲み取り、思うがままに操る文章とも言えます。
なので、人がどういう時に、どういうふうに感じて、どのような心理になりやすいのか?
ということに対する興味や理解がないと、コピーライティングの勉強を続けていくのが苦になってしまうかもしれません。
なので、あると望ましい素質としては、
- 人間心理への興味
- 人間心理に対する推察力や洞察力
- コミュニケーションが好き
まとめると、人間という存在への興味や理解があれば、コピーライティングの世界はとても楽しく、あなたのビジネス人生を幅広くしてくれるツールになります。
コピーライティングを習得すると何ができるの?
次に、コピーライティングを習得することで「どんなことができるようになるか?」についてお伝えしていきます。
コピーライティングによってできるようになることはたくさんありますが、いろいろな観点から説明していきます。
相手との信頼関係を構築し、望む行動を取らせることができる
これはコピーライティングの本来の目的です。
もちろん、これをビジネスに応用すれば、「問い合わせ」をしてもらったり、「メールアドレスを登録」してもらったり、「商品を購入」してもらうことができます。
会社の担当者であれば、自社の商品の売上をアップすることもできますし、自分でビジネスをしている人は自分の商品をより多くの方に、高額で売ることができるようになります。
また、必ずしも自分の商品でなくても、誰かの商品を変わりに売ることもできます。
ちなみに、誰かの商品を変わりに売ることを「アフィリエイト」といいます。
アフィリエイトは他の記事でも説明していますが、コピーライティングととても相性が良いです。
インターネット上にはアフィリエイトできる商品が溢れていますし、さらに副業で行うにも、本業のビジネスとして行うにも、十分過ぎるくらいの収益を上げることができます。
詳しいアフィリエイトについては、下記の記事を参考にしてください。
リアル店舗の効果的なチラシや販促用のPOPを作ることができる
またコピーライティングのスキルはインターネット上だけではなく、リアルの店舗などでも効果を発揮します。
例えば商品を売るための、効果的なPOPやチラシ、パンフレットの作成など、文字を使ったすべての媒体に応用できます。
例えば、あなたがある書店のビジネス本コーナーの担当者だとして、今月集中して売っていきたい本がある場合、POPを作って販促する方法が考えられますが、そこに何と書いたらいいでしょう?
コピーライティングを学んでいない人であれば、思いつきやイメージでしか案を出すことはできません。
ですが、コピーライティングを学んでいれば、例えば方向性のひとつとして「社会的証明」を使う方法が有効だとわかります。
社会的証明とは、「たくさんの人や権威のある人が同調している物や行動に信頼性を感じ、自分も同調したくなる習性」のことです。
この心理を利用して、POPや販促メッセージに専門的な立場の人や、権威のある人のオススメ文章を掲載すると効果的です。
もちろん、アプローチの方法はこれだけではありませんが、他にもいろいろな戦略を立てることができるのが、コピーライティングを学ぶことのメリットでもあります。
スピーキングやコミュニケーションの場面に応用できる
コピーライティングは、最終的に相手を行動に促す技術です。もちろん文章で発揮することもできますが、それを応用することでリアルの会話でも活かすことができます。
例えば、交渉事やセールスに強くなったり、誰かにちょっとしたお願いする時などにも使えます。
私生活で意中の相手をデートに誘う時や、結婚を申し込む時などにも使えるでしょう。
コピーライティングは、人と人のコミュニケーションの方法論なので、言葉を使う場面で、相手に促したい行動がある場合は、ほぼすべての場面で応用することができます。
例えば、このスキルを使って一国を乗っ取ってしまった人物もいます。
ヒトラーです。彼は天才的なスピーチで国民を扇動しました。
もちろん、ヒトラーは主に演説で国民を掌握していったので、ジェスチャーや声のトーン、視覚的な要素も含まれますが、演説の内容に関しては、コピーライティングのスキルを応用することができます。
「こちらが言葉や文章を使う+相手に取ってもらいたい行動がある」
という場面ではどんな場面でも応用して、その効果を高めることができます。
文章を少し改善するだけで、売上を数倍にすることもできる
当たり前ですが、文章はまったく意識しないで書くと我流の文章になります。
最初から天才的な才能がない限り、文章を使ってビジネスをしている人がコピーライティングを学んだら、ほとんどのケースで売上が上がります。
なぜなら、学ばないとわからないようなテクニックが満載だからです。
人の心理とは面白いもので、頭で考えているだけでは、絶対に結論にたどり着けない正解があります。
例えば、WEB上のセールスレターなど、商品を売るページで、最後のお申し込みボタンの「色」は何色が良いか?
ということまでも、コピーライティングの知識を勉強すればわかってしまいます。
これは、頭で考えてもなかなか導き出せるものではないですよね。
ちなみに正解は「緑」です。
こういうテクニックが満載なので、コピーライティングを学んでいる状態と、まったく知らない状態ではかなりの差が生まれることになります。
コピーライティングが応用されている業界と事例
コピーライティングは今や、ほぼすべての業界で応用されています。
今はあらゆる業界・業種の企業がインターネットを使ってビジネスを展開しており、パソコンの画面上やスマートフォンの画面上を使って、効率よく顧客に訴求するためにはコピーライティングが必要不可欠だからです。
いくつか、その例を紹介しましょう。
- RIZAP
(引用元:RIZAP)
- 三井住友銀行
(引用元:三井住友銀行)
このように様々な商品やサービスが、コピーライティングを駆使されて売られています。
コピーライティングを学んだ方がいい人とは?
これからコピーライティングを学んだ方がいい人は、どんな人でしょうか?
私の考えでは、私生活も豊かにできるコピーライティングは、できれば全員が学んだ方がいいという考えですが、より必要性が高い人をまとめました。
必要度:必須レベル
- WEB関連事業をしている会社に勤めている人や担当者
- インターネットを使って集客や販売をしている個人事業主や担当者
- その他インターネットを使ってビジネスを展開していきたい人
- 自分の考え方を広く発信していきたい人
- SNSやブログなどの媒体で影響力を持ちたい人/インフルエンサー
これらの方は必須科目と言えます。
なぜなら、これらの業種の方々は文章の技術が売上や経営、成果に直接影響するからです。
さらに、売れる文章を書きたいという必要がなくても、コピーライティングを学ぶことによる副次的な効果で大きなメリットを得られる人もいます。
必要度:高い
- 営業マン、セールスパーソン
- スピーカー、仕事でパブリック・スピーキングをする人
- 企画職の人
- プロジェクトのリーダーや組織をまとめる人
- セミナー講師
これらの方も、コピーライティングを学ぶととても得るものが大きいでしょう。
文章で学んだことを日常会話やスピーチ、部下や顧客との会話で使うことももちろんできます。
私自身も、セミナーなどで人前で喋る機会が多いときは1ヶ月に5,6回ありますが、「コピーライティングの型」や様々なテクニックを応用して、台本を作っています。
コピーライティングを応用したトークでセミナーだけでも、一回で600万円以上を売り上げることもありますので、セールスをしている人も、コピーライティングを学ぶことで本業に応用することもできます。
コピーライティングの勉強の始め方
では、コピーライティングを学ぶには、どういうステップで学んでいけばいいでしょうか。
実際にコピーライティングをゼロから学び、自分のビジネスに応用してきた私の経験から、初心者の方が最も効率よくコピーライティングのスキルを上げる方法を紹介していきます。
必要な情報を集めてインプット
まずは、本当に基礎的な知識やコピーライティングというスキルの考え方や知識を書籍で学ぶと良いでしょう。
いつ、どんな場所で、誰が、なんのために使うスキルなのか、という基本的なことや大枠を抑えてから、枝葉のテクニックを学んだほうが、上達が速いです。
実際に、私が読んで、「役に立った!」と思えたおすすめ書籍を紹介します。
初心者の方にオススメな書籍
売るための商品を選定する
最低限の知識がわかったら、今度はあなたが売るための商品を決めましょう。
あなたが会社などに勤めていて、売るべき商材が決まっている場合は改めて決める必要はありませんが、特に決まっていない場合は、アフィリエイトから始めるのがおすすめです。
アフィリエイトとは、誰かの商品を紹介して売ることで、紹介料をもらうビジネスのことです。
ブログを作れば誰でもできますし、商品を売るというゴール(目的)に向かって、文章を書く感覚を身につける意味でもおすすめです。
詳しい商品の選定方法やアフィリエイトの始め方などは、別の記事で解説していきます。
写経をする
次は写経という作業をしていきます。写経とは、文章を一字一句そのまま書き写すことです。
お手本になるような文章を見つけてきて、それをそのまま書き写していきます。
はじめのうちは、書籍等でコピーライティングの基礎を勉強していたとしても、それを文章を書いていく中で応用していくのは難しいでしょう。
ある程度、感覚という形で身体に落とし込む意味でも、初心者のうちは写経がおすすめです。
絵画の世界でも、上手い人の絵を模写という練習があると思いますが、それと同じです。
売れているセールスレターや文章をそっくりそのまま書き写すことで、自分の中で売れる文章の書き方の感覚を落とし込んでいきます。
実際にブログなどで商品を売ることを目的に記事を書いてみる
写経を習慣化して、ある程度文章が書けるようになってきたら、今度はブログなどで商品を売ることを目的に文章を書いてみましょう。
文章上達の一番の方法は、どの世界でも同じですが「継続すること」です。
なので、文章をできるだけ毎日書いていくことが、一番上達につながります。そのために「ブログ」はおすすめです。
毎日書いていくのに適した形式ですし、さらに読者が集まってくればコメントや「いいね」などの機能で反応を確認することができるからです。
実際にコピーライターとして活動している先生を見つけて添削してもらう
自分の文章を客観的に見ることはとても難しいです。
ですが、さらなる上達やスピードアップを望むならば、自分の文章に対するフィードバックが得られる環境を手に入れることが一番です。
コピーライティングで初心者が意識するべき5つのポイント
次に、実際に初心者の方が必ず押さえておきたいコピーライティングの基本的な知識を解説していきます。
すべてはこの壁を壊すため、3つのNOT
すべてのテクニックはこのためにあると言っても過言ではない、コピーライティングにおける大原則です。
- Not Read(読まない)
- Not Believe(信じない)
- Not Act(行動しない)
この3つを合わせて3つのNOTと呼びます。
読者は常に、あなたの書いた文章を、読まないし、信じないし、ましてや行動しない。という前提で書いていく。というものです。
「そんな大げさな・・・」
と思うかもしれませんが、まったく大げさではありません。
そもそも、WEB上の文章というだけで、忙しい日常の合間に流し読みをする人がほとんどです。
さらに、有名な大企業が運営しているホームページでもない限り、WEB上に書いてあることを簡単に信じる人はいませんよね。
ましてや、こちらが促すとおりに行動してくれる人なんてもっと少ないというわけですね。
インターネット上は、世界で最大の図書館と考えてください。それこそ、数え切れないような無数の書籍が無造作に置かれています。
その中から、あなたの書いた文章や記事、ページが読まれる確率はとても低いわけです。
常に隣の本と比べられていますし、見つけ出されるだけでも大変です。その中で、あなたが書いた記事や文章を読ませる、ということが最初にして最大の関門になります。
この3つの壁を乗り越えるために生み出され、発達してきたのが、コピーライティングというスキルというわけです。
コピーライティングの成果を8割決めてしまうリサーチ
コピーライティングをこれから学ぶ人にとっては意外な事実かもしれませんが、コピーライティングの出来不出来というのは、実は書く前に8割決まってしまっています。
なぜなら、コピーライティングは読者の人間心理の理解が重要だと話をしたように、どれだけ相手の心理やパーソナリティを理解できている状態で書くかが、最重要だからです。
万人に通じるテクニックはいくつかありますが、やはり文章の内容については相手を理解した上で書くことに勝るテクニックはありません。
相手の心理を理解できて始めて、相手の感情や心を揺さぶるような文章が書けるわけです。
順番がとても大事!コピーライティングの型を覚えよう
あなたは、ハリウッド映画のストーリーが実はほとんど同じ原型から作られている、ということを聞いたら驚きますか?
実は、売れているハリウッド映画のストーリーには驚くほど共通点が多く、「神話の法則」と呼ばれています。
考えてみるとこれは当然の話で、受け手である人間の脳の構造は、人種や個人によってほとんど変わりません。
パターンで認識する脳が、あるパターンに好意的な反応をするのと同じで、読者が反応を示す文章の順番も実は決まっています。
いわゆる「コピーライティングの型」です。ここでは、私も実際に使っているコピーライティングの型をいくつかご紹介します。
QUESTフォーミュラ
アメリカのコピーライターのマイケル・フォーティンが提唱した、とても強力に相手を誘導する文章によくマッチする型です。
- Qualify(興味付)
- Understand(理解・共感)
- Educate(教育)
- Stimulate(刺激)
- Transition(行動・変化)
の頭文字を取った公式で、この通りに文章を書いていくと相手の購買心理に沿った文章が書けるという型です。
1つずつ、説明してきます。
Qualify(興味付)
このパートは、冒頭で相手の心を掴むパートです。現代人は今までにない量の情報に触れ、同時に処理していると言われています。
その中で、あなたの文章が最後まで読まれるかどうかは、「最初の掴み」にかかっていますよね。
ここでは、相手の興味のあること、無視できないこと、興味を引くことを書いて、続きが気になるような状態にしていきます。
Understand(理解・共感)
このパートでは、読者に対して共感を示します。
他人と仲良くなるために一番有効なことは何だと思いますか?
いろいろ答えはありますが、心理学的には「共通点を見つける」ということが最も有効だとされています。
このパートはいわばそういうパートです。
読者の関心事に対して共感し、理解を示すことによって信頼を得ます。
Educate(教育)
さて、次のパートは教育パートです。あなたの商品や、あなたが読者に取ってもらいたい行動が、いかに相手の利益になるのか。
なぜ、その行動をするべきなのか。そして逆に、なぜしないといけないのか。を根拠を提示しながら説明していきます。
説得にはエトス・パトス・ロゴスが大切だと、アリストテレスが説きましたが、ここはロゴスに訴えるイメージです。
Stimulate(刺激)
このパートは、相手の欲や感情を刺激するパートです。
最終的にほとんどの人間が行動を決する理由は、感情や本能です。感情や本能で取った行動を、後から理性が理由付けをします。
そういう意味では、とても重要なパートです。
アリストテレスの弁論術でいうと、パトス(感情)に訴えかけるパートですね。
人間の根源的な欲求や、相手が深いレベルで望んでいる「欲・衝動」について理解しているほど、強力なコピーが書けるでしょう。
Transition(変化・行動)
最後のパートは、行動を促すパートです。ほとんどの人間は決断力がありません。
自分で取った行動の結末をなるべく見たくないのが人情なんですね。
そのため、必ず取ってほしい行動を明確に伝え、最後のひと押しをする必要があります。
PASONAの法則
今度は日本発の法則です。QUESTフォーミュラに比べると、比較的、文章全体を通して論理的に相手を納得させ、行動してもらいたい場合にマッチする型です。
文章だけでなく、リアルの営業やセールスでも応用されているケースが多いです。
- Problem(問題提起)
- Agitation(問題を煽る)
- Solution(解決策の提示)
- Narrow down(絞り込む・限定する)
- Action(行動を促す)
こちらはこの頭文字を取っています。こちらも1つずつ解説していきます。
Problem(問題提起)
まず、読者が悩んでいたことや、問題を抱えているポイントを指摘して問題提起をします。
どうでもいいと思っているポイントを指摘しても意味がありませんから、ここでもやはりリサーチが重要になってきますね。
相手が無視できないような、問題提起ができれば成功でしょう。
例えば、肥満体質の人に対して、「BMI値が5上がるごとに、成人病の疾病リスクが10%高まるの知ってました?」と問題提起すれば、
相手は「え?ほんと??」とぐっと次の文章に引き込まれるかもしれません。
Agitation(問題を煽る)
次は、その問題をさらに煽ります。上の例で言うと、
「さらに肥満を放って置くと死亡のリスクも高まります・・・」
という感じです。
そのまま放って置くと、さらに悪いことが起きることを説明します。
Solution(解決策の提示)
次のパートは、されに対する解決策の提示になります。
上の例で言うと、「毎日体重を測ることで健康状態をチェックできる体重計」も解決策になりえるでしょうし、
ダイエット器具なども解決策になりえるでしょう。
Narrow Down(絞り込む・限定する)
前のパートで、解決策の有効性を説明できれば、読者はその解決策がほしいと思うでしょう。
ですが、次のパートでは限定性を演出することで、欲しいという気持ちをさらに煽っていきます。
限定性とは、「この商品は限定100台です」とか「本気でダイエットに取り組む人以外はお断り」などの文言で演出できます。
Action(行動させる)
こちらのパートは、QUESTフォーミュラ同様、相手の行動を実際に促すような文言を入れていきます。
伝えたいことを整理する
文章を書くことに迷ったら、書くべき内容を吟味してみてください。
初心者が陥りがちなよくある罠のひとつに、型やテクニックを意識するばかり、自分の書きたいことや書いている内容が疎かになってしまうということがあります。
しっかりとしたリサーチに裏打ちされた、どんなことを書けば相手が反応するのか?という点をよく理解して、自分の伝えたいことや、商品のメリットなどをブレインダンプすることも重要です。
ブレインダンプとは、自分の頭の中を整理するための思考法で、自分の頭に浮かんだ単語や文章など、すべてを書き出す作業のことです。
文章を書く前にこれをしてみることで、書きたいことが整理され、漏れやダブリのない文章が書けるようになります。
コピーライティング中級者が挑戦したい応用編
次に、コピーライティングの基本的な部分は勉強をしていて、いくつか自分のコピーを書いたことがある、という方に向けて中級的な内容をお送りします。
ストーリーを意識する
ストーリーには相手を引き込んだり、面白いと思わせる効果があります。
なぜハリウッド映画を見て、「おもしろい」と感じるか考えたことがありますか?
それは感情を揺さぶるストーリーがあるからです。
平易な文章よりも、なるべく5感を刺激するような文章の方が、相手に伝わりますし印象に残りやすいです。
ストーリーを活かしたライティング・神話の法則について詳しくはこちら。
参考記事:
スワイプファイルを常に持ち歩いて更新する
スワイプファイルというのは、芸人でいうところの「ネタ帳」のようなものです。
街を歩いていると、いろいろなところにコピーは転がっています。
例えば、電車のつり革広告や本屋さんなどは、コピーの宝庫です。
電車のつり革広告を見ながら、このコピーのターゲットは誰だろう?どんなことを目的として書いているんだろう?と想像すると、自然とコピーライティングや企画力が備わっていきます。
また、これは使える!と思ったコピーをすかさず自分のスワイプファイルにメモしましょう。
そうすることで、自分だけのネタ帳が完成します。
心理学を勉強する
コピーライティングと人の心理は切っても切れないものです。
冒頭でも書いたように、人間に対する理解が深ければ深いほど、自分だけのコピーライティングテクニックや、自分だけの型など、幅が広がるでしょう。
なので、心理学や行動心理学などを学ぶのは、とても有用です。
いろいろな業界やビジネスモデルの勉強をする
もう1つの勉強のベクトルとしては、コピーやライティングの知識だけでなく、ビジネスや世の中全般について造詣が深いことに越したことはありません。
1つの業界だけでコピーが書けるよりは、いろいろな業界で書けたほうがやはり潰しが効きますし、知見も広がるでしょう。
現時点でいろいろな業種がインターネットに参入していきていますが、今後はもっと驚くような業種がインターネットで普通に活動するようになるかもしれません。
そうなった時に、いろいろな業界に精通しているだけで幅の広いコピーが書けるようになります。
コピーライターとして独立するには?
コピーライターとして独立するには、どうすればいいか説明していきます。
コピーライターは、看板を掲げたその瞬間からコピーライターを名乗ることができます。資格などはありません。
なので、自分で仕事を取ってくる営業力が必要になってきます。
コピーライターとして仕事を受注する方法
売りたい商品を持っている人が集まる場所に行く
ビジネス交流会や、個人起業セミナーなどに行けば、案外自分の商品をWEBで売りたいという人は見つかるものです。
相手がビジネス初心者の場合は、こちらに実績がなくても一緒にやろう、ということになったりしますが、実績がある方がいいです。
WEBで商品を売っているホームページを見つけ、成果報酬で仕事を受注する
ネット上を検索すると、自分でホームページを更新しながら商品を販売しているサイトをたまに見かけます。
そういうサイトを見つけて、自分のスキルで文章を改善できそうだと思ったら、問い合わせフォームや連絡先から、成果報酬型で仕事を請け負いますとメッセージを出す方法です。
この時に大事なことは、相手にリスクがない形で提示することが重要です。なので、売上が改善した分の、何十%をいただく、という形で提示することをおすすめします。
SNSやブログで、コピーライティングの情報発信をする
コピーライターという名義でブログやSNSを更新して、ある程度アクセスが集まるようになれば、あなたの認知度が上がっていきます。
最終的に、自分のブログやSNSの読者の中からクライアントが見つかるケースもあります。
大切なのは、リアルでもネット上でもいいので、あなたがコピーライティングのスキルを持っていますよ!と発信することが第一歩ですね。
コピーライターは稼げるのか?
コピーライターは稼げるのか?という話をしたいと思います。コピーライターが稼げるかどうかは、はっきり言ってまちまちです。
業界によっても基準が違いますし、一概にはっきりとは言えませんが、
知識を商品とする、コンテンツ販売の世界では、普通のサラリーマンの平均年収の倍くらいは、狙える職業です。
例えば、50万円が販売価格の商材があったとして、その商品が売れるまでのランディングページやステップメール、ブログ記事、セールスレターなどを作ったとしましょう。
仮に企画や、プロモーションのマネジメントは別の人がやって、純粋にコンセプトに従ってこれらの制作物を作ったとすると、
利益の2割から多くて5割ほどの利益をコピーライターが得られるケースが多いです。
まあ、これが多いか少ないか、業界に馴染みがない人はピンとこないかもしれませんが、50万円の商品が1ヶ月に10本売れたとして、投じた広告費が100万円だったとすると、400万円の利益です。
その2割から5割の利益なので、1ヶ月で80万円~200万円を稼げる計算になります。
さらに、この利益の一定の割合をもらうという、レベニューシェアという報酬形態が一般的なので、その商品が今度売れるたびに、利益が入ってくる、というところがとても美味しいポイントになります。
結局は売る商品とその人の営業力次第
ただ、上記の例は業界の慣習などをわかりきっていて、さらにうまく交渉した時の例です。
扱う商品の単価や、そもそもその商品がきちんと売れるものかどうか?という部分もポイントになってきます。
ですが、きちんと自分の1文字の価値をあげる営業のやり方や商品の選び方を知れば、上で算出したように年収1000万円や2000万円は会社員で出世競争を勝ち上がるよりは楽に到達できますし、
億レベルで稼ぐコピーライターも存在します。
コピーライティングを応用した副業
さて今度はコピーライティングを応用した副業についてお話します。
コピーライターとして独立までいかなかくても、副業でできるビジネスに応用する方法です。
アフィリエイトで稼ぐ
コピーライティングは「営業マンの増幅器」です。ブログできちんとアクセスが集まり、さらに商品が売れるような文章を書くことができれば、あなたが寝ている間でも、遊んでいる間でも、あなたの文章が商品を売ってくれます。
そして、アフィリエイトは初期投資や固定費がほぼかかりませんので、リスクなく、始めることができます。
インターネットの広告規模も年々伸び続けていますし、今後アフィリエイトの市場規模も拡大すると言われていますから、きちんとした文章力を身につければ、副業とは言え、50万円や100万円以上を稼ぐこともできます。
これからの時代で重要になるコピーライティング+@の能力
さらにこれからは、コピーライティングの他に+@のスキルや能力があると、非常に重宝されるでしょう。
マーケティング全般をディレクションする能力や、どういうコンセプトで製品を世に出していくか、という企画力があると、ほぼ1人でビジネスが完結できてしまいます。
さらに、WEBで販売される商品も時代が進むに連れて多種多様化していき、その分、新しいマーケティングやプロモーションの視点が重要になってきます。
また、情報発信がほぼすべての人ができるようになることで、個人のブランディングについての理解や、動画で喋る内容を決めるシナリオライター、などの役割も重要になってくると思います。
これからコピーライティングを学ぶ人は、ぜひ+@の能力も視野にいれつつ、学んでいくと、1人でビジネスを立ち上げることができたり、人からも必要とされる人材になれると思います。
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